御前酒 雄町酵母(420)

岡山県立大学で岡山県産の酒米「雄町」から分離した酵母(野生酵母)を使用して醸した菩提もと仕込みの雄町米のお酒です。店頭でどうぞ!
さて、菩提酛とは?と、たまに聞かれるので、改めてザックリ説明します。
日本酒の醸造過程で、酵母くんが元気に発酵を進めるために邪魔になる「雑菌」を排除するため、乳酸菌を添加しています。
その昔、奈良県の菩提山のお寺で、生米を水に漬けおくと乳酸菌が沢山生成される事を発見し、その水(そやし水)を仕込み水として利用すると酵母君が元気に発酵することを見つけました。8「生酛つく」りとはここが違います。)
御前酒の前の杜氏原田氏が、そこに着眼し試行錯誤し、米麹を長期にわたり水に漬け乳酸菌をたくさん作ることに成功したらしいです。沢山の乳酸菌を生成することで、夏にも酒造りができると聞いたことがあります。
奈良の元祖「菩提酛」とは少し違いますが、御前酒の進化系「菩提酛」をお楽しみください。