白菊酒造 酒造錦

白菊酒造(成羽大関) 造酒錦(みきにしき)

白菊酒造(旧 成羽大関酒造)さんの純米酒 造酒錦(みきにしき)について語るには、造酒錦と言うお米についての説明が必要かと思います。

酒米「岡山第一号」として、昭和30年に登録されました。このお米は、山田錦の突然変異種の中から、酒造に優れた特性のもの選んで栽培し、登録しました。

昭和初期には精米技術の進歩や国情不安などで栽培されなくなった、酒造好適米が沢山あると聞いていますが、この造酒錦(みきにしき)は、戦後登録された米であることから、雄町米のように、栽培しにくい(背が高く倒れやすい?病害虫に弱い?)品種だったのかもしれません。

造酒錦の資料が岡山県の農業試験場にありましたが、種籾(たねもみ)が無い。蔵元が、他では使ってない酒米を使って酒造りをしたいとの想いから全国を駆けずり回って見つけた。わずかな造酒錦の種籾を試行錯誤の中10年掛け、栽培法を研究しながら、酒造りができるまでに栽培しました。ちなみに、全国を探して歩いていた最中に、酒米「白菊米」を見つけたと聞きました。

50年の時を超え蘇った酒米で醸された純米造酒錦(みきにしき)の味を楽しみながら、種籾として芽を出す事も無く暗いところで、過ごした50年間の種籾の事を想像しながら飲むのも宜しいかと思います。
また、全国を走り回って種籾を見つけ酒造りが出来るまでの、蔵元の10年間を想像しながら嗜むのも、日本酒の楽しみ方だと思います。


白菊酒造(成羽大関)造酒錦(みきにしき)

造酒錦1800ml

季節により、生酒・火入れ・おりがらみと変わります。
50年の時空を越えたロマンあふれるお酒です。

白菊酒造 純米 造酒錦(みきにしき)720ml

造酒錦 旧ラベル1 造酒錦 旧ラベル2白菊酒造 造酒錦

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