近代化された平喜酒造の中にあって、今なお手作業にて少量の酒を醸す豊穣蔵。日本最大の杜氏集団南部杜氏の流派を汲む、岡部東一郎杜氏(南部流杜氏)が、酒本来の味に向き合い醸し続けています。
屋号を 「鯨屋」と称し「鯨正宗」を主な銘柄としていた、文政2年(1819年)創業の正義櫻酒造が、2004年廃業のため、平喜酒造へ銘柄と杜氏が移籍、現在も作り続けられています。
その昔、瀬戸内海では、小型の鯨が回遊されていたとされ、捕鯨が盛んだった時期もあったようです。鯨の供養塔も残されているようです。そう言う時代背景で、この銘柄が生まれたのでは無いでしょうか。
鯨正宗 純米酒
平喜酒造の豊穣蔵にて醸された、スッキリ・やや辛口のお酒です。
1杯が2杯と重ねるごとに旨味が増幅されるようなお酒です。
日本酒度:+4.0 酸度:1.9 alc:15.5 使用米:アケボノ 精米歩合:65%
参考:鯨正宗の使用米はアケボノですが、朝日米で南部杜氏が醸した熊屋酒造の、備前伊七も一緒にいかがですか!